序章

気が付けば、新宿の人混みをかき分けて
小走りに進む自分がそこにいた。

さして急ぐほどの時刻ではないのだが
これから起こることを想い浮かべると
自然に足が速くなってしまうのだ。

ブルーグリーンの看板を確認して
螺旋階段を2階へと上る。
ためらうことなくドアを開けると
中からはざわめきと共に
熱い空気が溢れ出してきた。
安らぎを求めやって来る人達の
心の温度がそうさせるのだ。

一席を見つけ、この場の人となる。
窮屈に思えるここの席なのだが
いつものジンライムで喉を潤せば
そんなことはどうでも良くなってしまう。

間もなくステージに歌姫が舞い降りる
今宵も心地よく酔えそうな予感がする・・・。




今回は紫門さんのバースデーライブです。
でも、1つ歳をとったとは言わないで下さい。
歳はとるものではなくて、素敵に重ねるもの
また一層厚みを増した紫門さんをご堪能下さい。

心には歴史がなければ語れないことがあるのです。

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